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6年連続受賞


省エネルギー住宅と一次エネルギー

       

世界基準から大きく遅れている日本の省エネ住宅性能を、政府がやっと重い腰をあげ改正省エネ基準を2020年に義務化すると発表しています。
そうすると、省エネ基準に満たない建物への資産が激減すると言われています。平安アーキテクトの建物はすでに改正省エネ基準をクリアしています。



   
   

省エネルギー住宅


   

我が国の家庭のエネルギー消費において、約30%を占めているのが冷暖房です。省エネ性能の高い住宅とは、この冷暖房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅です。 冬においては、室内の温かい空気が逃げないこと、夏においては、室外からの熱が室内に侵入しないことで、少ない冷暖房エネルギーで快適に過ごすことができるようになります。そのために重要なのが、冬に熱を逃がさない「断熱」と、夏に熱を侵入させない「日射遮蔽」です。

省エネルギー住宅は、エネルギー消費を抑えるだけではありません。「断熱」と「日射遮蔽」により、冬は「部屋の中の暖かい空気が逃げず、部屋内や部屋間の室温がほぼ均一の家」「北側の風呂もトイレも寒くなく、結露もしない家」、夏は「室外からの熱気が入らずに涼しい家」「小型のエアコンでも良く効き、朝・夕は風通しの良い家」が実現できます。
つまり、「省エネルギー住宅」=「快適な住宅」であるといえます。 また、省エネルギー住宅は、カビやダニ発生や構造材の腐朽の原因となったりする結露も少なく、さらに、部屋の間の温度差も少なくなるので、ヒートショックによる健康被害も防止できます。つまり、「省エネ住宅」=「健康的な住宅」でもあるのです。

 

省エネルギー住宅




「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」により、住宅の建築主に対して、一定の基準以上の省エネルギー性能の実現に対する努力義務を課しているのが「住宅の省エネルギー基準」です。1980年(昭和55年)の省エネ法の制定以来、法律の改正ごとに強化されてきました。 従来は、断熱性能や日射遮蔽性能など、住宅の外皮の性能を評価するものでしたが、2013年(平成25年)に改正された現行の基準においては、外皮性能に加えて、住宅全体で使用するエネルギー量の二面から住宅の省エネルギー性能を評価するようになりました。日本全国を気候条件に応じて8つの地域に分け、その地域区分ごとに基準値が示されています。


化石燃料、原子力燃料、水力・太陽光などから得られるエネルギーを「一次エネルギー」、これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気、灯油、都市ガスなど)を二次エネルギーと言います。 建築物では二次エネルギーが使用されており、それぞれ異なる計量単位(kWh、L、mなど)で使用されています。それを一次エネルギー消費量へ換算することにより、建築物の総エネルギー消費量を同じ単位(MJ、GJ)で求めることができるようになります。



■住宅の省エネルギーの評価の基準


省エネルギー住宅




住宅を省エネルギー化することは、暮らしに様々なメリットをもたらします。快適で経済的に暮らし続けるためにも、まず省エネルギー基準とは何か?について紹介します。

省エネルギー化のメリット




■まずは建物自体の外皮性能の向上でこんなメリットが


外皮性能を高めることは、冷暖房エネルギーを削減するほか、暖房をしていない部屋に入った時に人体が受けるヒートショックが生じにくくなったり、結露発生の危険性などが減るなど様々な利点があります。結露は建物の耐久性を損ねたり、カビの発生を誘発して室内空気を汚染することもあります。外皮性能を高めることは、建物と居住者双方の健康にも良いのです。


■省エネ基準に適合した住宅には税制優遇措置を受けられるメリット


認定長期優良住宅(住宅ローン減税や登録免許税・固定資産税などの軽減)、フラット35S(一定期間ローン金利引き下げ)などがそれにあたります。さらに高い省エネルギー性能が求められる認定低炭素住宅にも住宅ローン減税や登録免許税の引き下げ処置などが設けられます。


家庭の省エネルギー化を図るためには設備の選び方にも3つの大切な手法があります。
1.「不可の削減」 2.「設備の効率化」 3.「エネルギーの創出」
それぞれの手法を上手に組み合わせ、エネルギー消費量を低減するために、様々な住宅設備機器を賢く選ぶ必要があります。

設備の選び方



断熱効果をきちんと発揮するためには、住まいを断熱剤ですっぽりとくるみ、隙間なく施工することが大事です。熱的な弱点になりがちな開口部(窓など)には性能の高い部品を選ぶこと。また夏は日差しを避け冬は日差しをできるだけ取り込むような開口部の配置や部材の選定、工夫も必要です。また、室内の空気が壁の中に入り込むと冬期に結露の危険性が増すことにも注意しましょう。室内側にしっかりした防湿・気密層を設けたり、たとえ水分が侵入しても外気に抜けるよう断熱剤の内側に有効な通気層を設けることも大切です。



■断熱性能を発揮するための設計ポイント


断熱性能を発揮するための設計ポイント



■開口部の断熱


住宅の断熱で重要なのが、開口部の断熱性能を高めることです。なかでも窓は、熱の出入りが大きいので、断熱上の重要なポイントとなります。冬の暖房時に、室内に逃げ出す熱の約5割が窓などの開口部からで、夏の冷房時に、室外から侵入する熱の量は、約7割は窓などの開口部からです。

■開口部の断熱


複層サッシ■窓ガラスを複層ガラスにする
窓の断熱性能は、ガラスとサッシの組み合わせにより決まります。サッシを木やプラスチックを使った断熱サッシにしたうえで、ペアガラスを入れることが理想ですが、ガラスをペアガラスとするだけでも大きな効果があります。室内の窓枠には、熱が伝わりにくい工夫がされているので、外からの熱気を防ぎます。また、室外のガラスの内側にも夏の日射熱をはね返す加工がされているほか、外と内の2枚のガラスの間にも熱を伝えにくいガスが入っているので、外からの熱をしっかり防いで、室内の涼しい空気も逃がしません。


室内の温熱環境の改善■室内の温熱環境の改善
断熱性能の低い住宅では非暖房室との温度差が大きく、暖かい室内からトイレやお風呂場など寒い場所に移動した際、寒さで急激に血圧が上がるヒートショックを起こす場合があります。断熱性能を高めることで部屋の温度差が少なくなり、体への負担を減らし健康的に暮らすことができます。

日射・通風のコントロール■日射・通風のコントロール
夏は障子や、外部ブラインドなどで日射を制御することで冷房効果が高まり、冷房コストを抑えながら快適に暮らすことができます。また、比較的気候のいい季節には窓を開けて屋外からの新鮮な風を取り入れるなど自然と一体化した快適な暮らしを楽しむことができます。

冷暖房エネルギーの削減■冷暖房エネルギーの削減
断熱性能を高くすると、開口部や外壁・屋根・床などから逃げ出す熱量を減らすことができます。その結果、小型の冷暖房機器にできるため光熱費や保守点検サービス費や消耗品費など定期的に必要となるコストや初期費用の削減に繋がります。

結露の抑制■結露の抑制
断熱性能の低い住宅を暖房した場合、冷えた壁の表面で室内の水蒸気が結露することがあります。これが繰り返されると壁の表面にカビが生え、それをエサとするダニが繁殖。カビの胞子やダニの死骸で室内の空気が汚染され健康にもよくありません。断熱性能を高めることで結露予防に。

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